森の中をのんびり歩いて、野鳥の声に立ち止まって、ふり返って、また、ゆっくり進んで行きます。
野幌森林公園の 地図
自然派スキー
歩くスキー
写真のスキー板の特徴は

(1) 長さ160p 幅6p スキー板が短いので樹木や蔓枝が多い林の中や深雪での取り回しが楽。(身長によります)
(2) ハーフエッジが付いているので歩行が安定します。
(3) ステップカットが広範囲で深く刻んであり上り坂が楽です。歩く感覚で登れますが下る時のスピードは遅くなり ます。


他に、コース整備がされた場所を速く歩くために、板の長さが長く、ステップカットが浅いスキーもあります。
ネイチャースキー(歩くスキー)とは、クロスカントリースキーの板や、山スキーの板で自然の中を歩き回る事をいいます。クロカンのように早く走ることもなく、山スキーやゲレンデスキーのように急斜面を下ることもしません。
比較的なだらかな森の中をゆっくり歩き、ゆっくり滑る。動物の足跡を探したり冬鳥を見つけたりしながら歩く冬の森のハイキングです。

ネイチャースキーは、雪がたくさん積もる12月中旬から3月下旬まで楽む事が出来、 ゆっくり歩いて約3時間の行程には ウサギやリス、キツネなどの足跡もあり、時には姿も見せてくれます。鳥の声もたくさん聞こえますが、探してもなかなか見つけることができません。でも、 雪と遊ぶクマゲラと出会った事がありちょっと自慢です。



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雪山イメージ
北海道の森の季節 (札幌近郊・野幌森林公園)

12月
中旬からスキーを履いて歩けるぐらい雪が積もりますが、冬の日照時間は短く、PM 3:30分頃には日没になってしまいます。
森林管理をするのもこの時期で木の伐採や運び出しがおこなわれる場合があります。

1月
上旬から中旬は日照時間が短いですが、雪が多く積もり笹などを隠してくれるので歩きやすくなります。
寒さが増してくるのもこの頃で、乾雪がしんしんと降ったり風が吹くと粉雪が舞ったりする森の中を歩きますが、寒い時の休憩時間はどうしても短くなってしまいます。
また、下旬になるとPM 4:30 頃まで日照時間が延びるので距離を伸ばす事が出来ます。

2月
「冬」最盛期です。吹雪の日も多く森に入れない日も有りますが、吹雪が治まった翌日は木々の細い枝にも雪がびっしり張り付き森の景色の素晴らしさを見せてくれます。
下旬には樹木の冬芽がだんだん膨らみ鳥の声がたくさん聞こえるようになります。

3月
春を感じる 3月です。雪もほとんど降らなくなり雪原も堅く締まって、細いクロカン用のスキー板でも森の中を自由に歩き回ることが出来るようになります。
樹木の芽は大きく膨らみ木々が水を吸い上げる音が聞こえてきそうです。実際、過剰に吸い上げた水を樹皮から放出するのを見ることもあります。
気温も上がり日照時間も長くなりスキーハイキングには至福の季節ですが、下旬には所々で黒い土が顔を出してきます。

ネイチャースキーの用具