車中泊で熟睡するには「安心して眠れる」ことにあります。静かなところで不安を感じるより、多少賑やかでも安心できるところを選びましょう。
キャンプ場の駐車場で車中泊
7月8月のキャンプ最盛期には最も安心して宿泊することが出来るのが有料、無料のキャンプ場の駐車場です。もちろんテントで眠っている人も多く、ワゴン車や乗用車の中で寝ている人もいて、車中泊には最も良い条件が揃った場所です。

ただ最近数多く作られている「北海道オートリゾートネットワーク」に加盟している高額なキャンプ場には、宿泊者以外の駐車場を持たないか、又は、夜間閉鎖のゲートの中に駐車場を設置する所もあるので気を付けてください。

北海道は、学校の夏休み以外の閑散期には利用者が皆無の所がたくさんあります。管理人が常駐していないところも有るので、暗くなる前に近くの候補地も調べておくことをすすめます。

旅行者やライダーが集まりそうな有名観光地や通過する途中にあるキャンプ場は早春から晩秋まで利用者があるので仲間になりましょう。

各キャンプ場の様子についてはキャンプのページに、感想を掲載してありますからご覧下さい。
一般駐車場での車中泊
旅の途中の一般駐車場を宿泊場所にするのは大変難しい事です。回数を重ね、経験を積んで、「感」を培ってください。

通過車両の多い幹線道路にある「さわやかトイレ駐車場」などは道の駅と同じ性格を持った施設なので、場所によっては利用者も多く賑やかですが、駐車場が小さくトイレしか有りません。また、夜間は通過車両も無い淋しい所もありますから、そんなときは移動しましょう。

観光地の駐車場も車中泊に多くの人が利用しています。北海道の場合「富良野」や「釧路湿原」などの有名な観光地は、広大な駐車場にたった1台で泊る時もあり、広すぎて落ち着かないこともあります。

登山口の駐車場は静かで暗く車中泊に適した場所です。平日は単独で泊る事を覚悟しなければなりませんし、動物の鳴き声が遠くに聞こえることもあります。フクロウの「ホッ、ホッ」や、鹿の「ピキー、ピキー」は寂しさが募ります。トイレが無い場合も多く、早朝から登山者の車がやって来ますが、熊が通るかも知れません(^_^)。

北海道の市町村には公共の温泉宿泊施設がたくさんあります。どこの施設も夜9時まで日帰り温泉を営業しておりますし、広々駐車場を持っているので、他の宿泊客の車に混じって、ちょっと片隅で駐車泊する事もあります。こんなときは窓に黒いフイルムが貼ってあれば良いですね